TEL:0833-41-3030
糖尿病教育入院のご案内
「糖尿病と診断されたけど、どういう病気かよくわからない」
「食事療法をしているつもりだけど、良くならない」
「自分に適した治療方法って何だろう?」
当院では糖尿病教育入院を平成29年より開始いたしました。
糖尿病教育入院とは、糖尿病について深く理解して頂くための入院であり、2週間という期間で医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師、理学療法士がチームを組み、患者様に適した食事療法、運動療法、薬物療法など実施するための入院です。
糖尿病とは
糖尿病は、食生活の欧米化や交通手段の普及による運動不足、高齢化などによって増加傾向にあります。糖尿病が強く疑われる人は、男性の約15%,女性の約10%に及び約1000万人ともいわれます。しかしながら、糖尿病は自覚症状に乏しいため、治療を受けておられる患者さんは約75%にすぎません。放置すれば全身のいたるところに障害をもたらします。しかし、正しく自己管理すれば合併症の発症や進行を遅らせることができ、健康な方と変わらない生活を送ることができます。
教育入院の目的
- 糖尿病全般についての指導を行い、糖尿病への知識を深める
- 患者様一人一人に適した治療方針を立てる
- 食事療法や運動療法のやりかたを学ぶ
- 血糖コントロール技術を身に付ける
- 生活習慣を改善する
- 合併症の検査を行う
教育入院の対象となる方
- 糖尿病とはじめて診断された方
- 正しい糖尿病の知識を習得したい方
- 糖尿病のコントロールが不良な方
- 糖尿病の食事療法を体験したい方
入院期間
基本的には2週間の入院となります。ただし、医師が必要と判断された方長くなる事もあります。
費用
健康保険を使った入院となります。
入院スケジュール
下記のPDFをご覧ください。
→ 糖尿病教育入院をされる方へ(PDF)
教育入院を希望される方へ
まず内科外来(担当医:田口)を受診して頂きます。
診察は
火曜日(午前・午後)
水曜日(午前)
木曜日(午前)
となっております。
当院糖尿病教育入院の特徴
フォーミュラ食
特に、肥満を認める方は、糖尿病コントロールを行うのにカロリー制限が欠かせません。体重を数%減量するだけで血糖コンロールは劇的に改善します。そこで当院では、短期間で安全に減量するためフォーミュラ食を導入しております。フォーミュラ食は、エネルギー源である糖質・脂質を極力抑え、必要十分量のたんぱく質・ビタミン・ミネラルを含む必須栄養調合食品です。
持続血糖測定
入院後、医師が必要と判断した方に対して2週間の入院中にリブレプロを用いた持続血糖測定を行います。一度の装着で入院全期間を通じて、自動的(15分ごとに合計1340回)に血糖値が測定されます。現時点での血糖のコントロール状況の把握や、治療の効果判定に用いております。2週間の全データは退院時に患者様に記録としてお渡します。
個別カンファレンス
入院で取得された知識、ご自身の血糖コントロール状況、入院中体重の推移、合併症の結果などを個人ファイルにまとめます。そのファイルをもとに退院前日に、医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士が集まって患者様を中心にカンファレンスを開きます。 入院中治療の経過説明や退院後の生活についてそれぞれの立場から適切にアドバイスいたします。
お問い合わせ
▼下松中央病院 外来
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TEL 0833-41-3030 / FAX 0833-41-1354
空床情報(10月11日現在) |
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